野村のイッキ読み事情
野村という男はマンガをイッキに読むタイプの人間だ。
最近、近くにマンガレンタルショップが出来たのか、
野村はそこで全巻まとめてレンタルしてイッキに読んでいる。
野村という男はマンガを読むスピードが速い人間だ。
火曜日に棚が積み上がっていたマンガは、
水曜日には別の種類のマンガの棚になっている。
野村は本当にイッキに読んでいるのだ。
少しは休憩しないのだろうか。
野村という男はマンガ以外の文字媒体のものもイッキに読む人間だ。
学術論文やインターネットの情報なども野村はイッキに読んでいく。
本当に頭の中に入っているのか怪しいものである。
そんなイッキ読み速読野村君でもきちんと弱点はある。
それは自分で文字を書くことだった。
野村がゼミで要旨を期日通りに出した事を私は見た事がない。
イッキ読みで知識を取り込むのと吐き出すのは全くの別の技術なのだろう。